ナイト・オン・ザ・プラネット -14ページ目

シャーロックホームズの冒険

NHKでやっていた、イギリスのテレビドラマ。

シャーロックホームズは誰でも知っている探偵小説なのでストーリー云々を語る必要は無いでしょう。このテレビ版ホームズは一見の価値あり。ホームズの配役はもちろんワトソン他脇キャラもこんな人だろうと物語から想像とおり。舞台の街並みや、郊外の城、その時代のにおいが伝わってくるようなセット。文句なく最高のホームズじゃないかと思う。
見た後に、ホームズに浸って自分の語り口ホームズ調になるくらいなので、単純にテレビドラマとしてもいい出来じゃないかな。最初に見てからかれこれ・・・小説を読み返してまた見ると、うーんホームズはまり役。小さい頃のイメージではとても阿片にはまっていたなんて思っていなかったところも再現されているし、神経質そうなところも、難題であるほどうれしそうにする様子もいいですね。惜しむらくは主演の俳優さんがもう亡くなっていて、全作を再現できなかったところ。

一度は見て欲しい作品です。

ホテルヴィーナス

何かしら心に暗く秘めた部分を持つものが集まり住む「ホテルビーナス」を舞台とした物語。

主要キャストが日本人で、しゃべる言葉は韓国語。場所はロシアでモノクロ映像。これだけで独特の無国籍な雰囲気を醸し出しています。この映画を見ていると、結果、いい映画が出来れば、設定は結構なんでもありかなと思えてくる。ちょっと前なら、日本人が全編韓国語?みたいな偏見を持っていたものだけど、意外とはまっていて、実際の発音が正しいのかよくわからないけど、とても感情表現とかうまく演じているなと感じました。街並みも何で
そこに住んでる必要があるの?といえばそうだけど、あの雰囲気は外国ならではのもの。
そして、それぞれの住人が繰り広げるドラマがチョナンを中心としたオムニバスの様であり、それが絡んでいく人間模様。そしてホテルの主人ヴィーナスの存在感が要所要所で引き締めている。

最近の邦画は設定が面白かったり、映像表現が凝っていたり、楽しめるものが多い中で、なかなかの良い雰囲気を持っている1本だと思う。

04.11.11 映画館

オリジナルサイト
http://www.hotelvenus.net/

モーターショウ

久しぶりに東京モーターショウに行って来ました。ちなみに今年は商用車の回で、乗用車と商用車が同時開催されていた頃以来、初めてでした。

しかし、時代とともに変わるというか、以前のイメージでは、商用車といえば、ワゴン車、バス、トラック、特殊車両(パトカー、消防車、郵便配達者等々)が展示されていて、中が見学できたり、一応コンセプトカーもあるという感じだったのだけど、今回はそこに、障害者用の車両が各社2・3台用意されていました。乗りやすいように椅子が回転したり、手だけで運転できるようになっていたり、車いすが簡単に収納できるようになっていたり、ワゴン車で後部座席位置にそのまま車いす固定出来るようになっていたりと、かなり工夫されていました。特にフェアレディZの障害者用には感動でしたね。楽しむ権利は誰にでもあるってとこですか。

デザインに関しては、普通車と変わらないので外観や内装を見て回ったのですが、小さいクラスのものでも結構がんばっていて、前は曲線だけで処理されていたような内装部分も、直線をうまく組み合わせて骨太感を出していたり、色の組み合わせ黒一色なんてことが無いので、だいぶ気分良く乗れそうでしたね。生活空間的な考え方が進んだようです。外装にも同じことが言えます。ただ全部がそういうわけではないのが残念ですが。。。

強いてお気に入りの1台をあげると、乗り合いバスで、手すりの曲線とか、座席の座り心地や、すっきりしたデザイン、他、降りをことを知らせるボタンとか、金属むき出しの部分を少なくして、優しい緑色を基調にした内装のヤツですね。気分良く乗車できそう!

まあ、書いていくとキリがないですが、興味がわいたら(わかなくても)1度行ってみては?意外といいですよ。

映画のBGM・効果音

この前たまたま、テレビで「ダーティー・ハリー」をやってたので、話の途中から見た。もともと好きなので、やっぱりいいなあと思いつつ、カーチェイスや犯人との絡みのシーンで何となく違和感を感じたので何でかなーと考えてみた。バックで流れる音楽やら効果音が少ないのだ。結構、長めのカーチェイスだったけど、終始、エンジン音やスリップ音、激突した音だけだったような気がする。もちろん全然無いわけではなく、ここってところではBGMを使ってるんだけど。でも「ダーティー・ハリー」は面白いのだった!最近のいろんな刑事物に慣れていても、やっぱりいいものはひいき目を差し引いてもイイ。

最近は特殊効果はもちろん、音響効果もかなり効いているので臨場感がまして迫力のある映画が多く、うれしいのだけど、そこに頼りすぎるきらいもあるのかな?話が単純でもそこそこの映画になるし、私もそれで喜んでいる一人なのだけど、映画は味のあるキャラクターや話の奥深さなどがかみ合って、そこに+効果なんだろうなと、久しぶりに再確認させられました。

当たり前の話なんだけどね~。

エンタープライズ(スタートレック)

その昔、「宇宙大作戦」の名前で放送されていた「スタートレック」の最新シリーズ。
未知の宇宙を探索する宇宙鑑「エンタープライズ」を中心に起こる様々な出来事を描いた未来のSFストーリー。

SF好きには、テレビとしては最高レベルの特殊映像で、リアルな宇宙空間や宇宙船、異星人、戦闘シーン等々楽しめる要素がたくさんあり、そうでなくても、未知の世界への冒険や探検だけでなく異星人との交流を通しての出会いや、友情、諍い、を通して実際の人間生活の中でもおこる日常の問題から人種問題、戦争まで取り上げていたり、コメディ的な要素もあり、楽しいだけでなくいろいろと考えさせられるところ多いドラマになっている。時代的にも今までのシリーズで一番現代に近い設定なので、違和感が少なく、また予備知識もいらないので見やすいかな(まあ、マニアックな用語も多々出てきますが・・・)。

しかし、テレビレベルでこんな作品を作れるのかと思うとうらやましいですね。まあ、関連商品やら、海外へ売ることも見越しているんでしょうが・・・

新宿オデヲン座

歌舞伎町の映画館が密集している中の一つ。
外見のわりに中は割ときれいな映画館。一度改装してる様です。

座席は最近の映画館にあるようなチョット堅めの座りやすい椅子に張り替えて(取り替えかも)あり座りやすいです。ただ、肘掛けは昔ながらの細いものなので、カップホルダーが欲しいところ。隣とも比較的離れていないので、体格のいい人だと肩がぶつかるかも。傾斜は緩やかで、スクリーンの高さがふつうなので前の人の頭が気になるかな。座席数は300位?スクリーンサイズもそこそこ大きくて、音響もちゃんとしてます。

最前列派には、壇上に一応舞台挨拶が出来そうな奥行きがあるので結構見やすいですね。

SAW

saw CUBEに似てるという情報と予告編の雰囲気が面白そうで見に行ってみた。

部屋の中で鎖につながれ動きを制限された2人の男が互いを殺せば助かるという状況に置かれている中で、断片的な情報や、それぞれの記憶から賢明に脱出を計る2人。緊張感がいやでも高まっていく中、さらに起こる出来事・・・

主人公の2人は最後まで同じ部屋の中で身動きが制限され、その中で死を突きつけられて必死に行動する様は、それだけで面白い。平行して外で起こる出来事もそれぞれがクロスして、結末へ・・・オチの部分はサイコスリラーを見慣れていると、はいはいと思うかもしれないけれど、下手に特殊効果やセット、出演者に金をかけた映画を見るよりかなり楽しめるのでは。。。

サイコな犯人が仕立てた薄汚れたCUBEのような空間って感じでしょうか(誰でも思いつきそうな感想だ~)。

04.11.03 映画館

オリジナルサイト
http://www.sawmovie.jp/

笑の大学

笑の大学 昭和16年、戦時下の日本。喜劇の脚本家と検閲官の脚本を間にして行われる攻防。

役所広司扮するいかにも強面な検閲官、喜劇の脚本に情熱をかける喜劇作家の稲垣吾郎、ともにはまり役。2人の掛け合いも、テンポが良く、高圧的だけど、時折作家の台本に引き込まれそうになり・・・いや待て!やり直しというような感情の動きを役所広司が、ご機嫌をとりつつ、まじめな内容に脚本を直そうとするのかと思えば面白くしてしまう、どこででも自分の世界に入り込んでしまう人間性を稲垣吾郎が、ともにうまく演じている。

1つの部屋の中での2人のシーンがほとんどなので、この掛け合いで結末をどう持っていくのかな~と見入ってましたが、笑いあり感動あり、私の場合は涙あり、間延びするようなシーンも無く、とても良くまとまっていました。

もし、これから見る方は是非、劇場で臨場感を味わって見てください。家よりハコ向きです!

04.10.31

オリジナルサイト
http://warainodaigaku.nifty.com/

ロスト・イン・トランスレーション

ロストイン 自分もひょいとこんな状況におかれたら何か逃げ出したくなるかな。もちろん映画のように共感できるパートナーが見つかれ場の話だけど。

東京の印象ってこんな感じなのか~。新宿や渋谷って無国籍化してきて外国人にも抵抗感が少ないかなと普段は思うのだけど、かえってなじめない部分、未だに島国感覚-言葉とか、接し方とか残っていて、主人公の2人の所在なさげな雰囲気はわかる気がする。もちろん楽しんでいる人もいるわけで対照的ですね。

スカーレット・ヨハンソンは「真珠の耳飾りの少女」に続いて気に入りました。もっといろんな役柄を見てみたい。注目です(遅いかな?)。ビル・マーレイは全盛期を過ぎた俳優って感じでくたびれ具合がまたいい感じ?

好き嫌い分かれそうな映画だ。。。

04.10.29 映画館

オリジナルサイト
http://www.lit-movie.com/

トスカーナの休日

離婚したばかりのアメリカ人女性が友人の勧めで気分転換にイタリアのトスカーナに旅に出る・・・

とにかく舞台になったトスカーナを中心にして風景がイイ!季節ごとにのどかな風景が、花でいっぱいになり、雪景色にもなる。海辺の街の街並みもきれいな海も。
多分、見た人誰もが行ってみたくなるんじゃないかな~。

ストーリーは見たことあるような感じだけど、結構イイキャラのひとが出ていて、主人公の家を修理する職人さん達や頭領?の家のおばあちゃんとかいい感じ。
ダイアン・レインも昔のきれいなヒロインイメージとは違うけど、年齢なりのいい味を出してますね。

とりあえず、トスカーナに旅行に行きたくなる映画です!

04.10.28

オリジナルサイト
http://www.movies.co.jp/tuscan/